2007年04月22日
ジャズ・ピアニストで作曲家のアンドリュー・ヒルが亡くなった。なんてこった。
ディスクユニオン
http://blog1.musicfield.jp/du_ds2/archives/2007/04/andrew_hill_1.html
ブルー・ノート
http://bluenote.com/news.asp?NewsID=441
All About Jazz
http://www.allaboutjazz.com/php/news.php?id=13551
古巣のブルー・ノートに再復帰して、久々のメジャー配給アルバム『Time Lines』を出したばかりだった。それが世界的に賞賛され、日本でもミュージック・マガジン誌の年間ベストでジャズ部門の1位に選ばれたばかりだった(日本盤が出ていないのに!)。CD3枚分のピアノ・ソロ録音が発掘されたばかりだった。ネルス・クラインによるカヴァー・アルバムが出たばかりだった。
つまり、これまでになく話題を集め、活動が注視されていた、まさにその時に亡くなったのだ。
あるいは、数年前から闘病生活をおくっていたというから、2000年以降、毎年のように新作アルバムを出していたのは、先を急いでいたのかもしれない。いずれも評判が良かったのに、いつでも聴けるからと後回しにしていた私はバカである。
The Dusk (2000) Amazon.co.jp
Beautiful Day (2002) Amazon.co.jp
The Day the World Stood Still (2003) Amazon.co.jp
Time Lines (2006) Amazon.co.jp
フリー・ジャズとフュージョンという両極端からジャズに入ったせいか、じつはピアニストにあまり興味がない。好きなピアニストを問われても、セロニアス・モンクやセシル・テイラーは別格としても、数えるほどしかいない。アンドリュー・ヒルは60年代のブルー・ノートのアルバムは全部聴いているので、かなり好きだったと言えると思う。
家にあるもので何か聴こうと思ってレコード棚を探したのだが、いちばん新しいのが74・75年録音のフリーダム盤『Spiral』だったのには愕然。80年代のアルバムも一枚ぐらい持っていると思ったのだが……。これじゃ死を悼む資格などないかも。
投稿者 chisesoeno : 2007年04月22日 23:15
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