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2008年06月07日

 ■ "Southern Nights" のリマスター盤が出た

 雑誌レコード・コレクターズの6月号でアラン・トゥーサン特集・後篇の原稿を書きました。

レコード・コレクターズ 2008年6月号

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 ソロ名義の活動、メンバーとして参加したグループ/プロジェクトを紹介した前篇(3月号)に続き、今回はプロデューサーとしての活躍を紹介しています。80年代からニュー・オーリンズR&Bの音源リイシューに関わってこられた湯浅学氏によるアルバム・レビューが5ページ、私が評伝とリストという構成になっています。

「アラン・トゥーサンのプロデュース全仕事」という恐れ知らずのコピーが付いていますが、まさにその意気でシングルとアルバムのリストをまとめたものの、これですべてと言い切れるとは思っていません。追加や訂正の情報をお持ちの方は、ぜひ編集部のほうまでご連絡いただきたいと思います。

 とにかく、これで大役を果たせたという安堵感から、書き終えてしばらくは気が抜けたようになっていたのですが、2回目ということで今度こそ悔いの残らないように書きましたので、アラン・トゥーサンやニュー・オーリンズの音楽に興味のある方はぜひ読んでみてください。

 ちなみに第一特集はスティーヴ・ウィンウッドの大特集なのですが、2つの特集を続けて読むと、ウィンウッドとトゥーサンが意外なほど近くで活動してきたことがわかっておもしろいです。

 そういえば、タイミングよくアラン・トゥーサンのソロ・アルバム『サザン・ナイツ』の国内盤CDが、新たにリリースされています(5月28日発売)。

Allen Toussaint "Southern Nights"
(Warner Music Japan/WPCR-75407) 2008

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HMV

 何といっても注目は「デジタルリマスター」と明記されていること。91年の初CD化以来17年ぶりの新マスター採用ということになるのかもしれません。レーベル面がリプリーズ盤を模したものに変わったのも嬉しいところ。ブックレットも版面が一新されて読みやすくなり、内容も新解説(松永良平)、91年版解説(ピーター・バラカン)、歌詞対訳という構成に変わっています。これで1800円は安いのではないでしょうか。
 前作 "Life, Love and Faith" と並ぶ代表作ですので、試しに1枚聴いてみようかという方にもお勧めしたいです。

左:75年の米オリジナル盤のレーベル / 右:今回のCDのレーベル
 

おまけ:75年の日本盤『サザン・ナイト』

 

投稿者 chisesoeno : 2008年06月07日 02:07

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